【ウィズコロナ時代】経営者に問われる「修身経営」とは?

最終更新: 6月19日

24歳、事業承継者のお仕事事情


先週の出来事です。


社長ご令嬢24歳、セールス未経験女性。初めての商談&しかも1人で臨むということで、急遽、朝8時からレクチャーを実施しました。その結果は・・・?見事に、商談をまとめたというご連絡を頂きました。


片や、時同じくして、中部エリアの企業様3社に訪問した内の1社に、同じく24歳の社長ご子息がいる会社があります。社長がユニークで、海外の最先端機材をどの会社よりも先じて仕入れ、業界内外へ発信。イノベーティブな社長を慕う人も多いのですが、、、


しかし、せっかくの仕入れた商材も自社の販売体制が今まで整っておらず、その商材を売る担当をその24歳のご子息に任命。そこで、「具体的営業方法」と「販売体制の構築」について、レクチャー&「型」を提供して参りました。単価は、900万の機材、今週から営業実践です。さあ、どうなることか、楽しみです。



会社がなくなる時代に、身につけておくべき「修身」


お世話になります。ヒューマニティ・マーケティングの代表取締役の池田篤史です。


さて、今回、お伝えするテーマは「修身」についてです。今回、なぜこのテーマを取り上げたのかというと、従来の会社経営では立ち行かなくなる時代になると、必ず、身につけておければならないのが、「修身」であると確信しているからです。



いろいろな人が、“会社がなくなる時代”と口にする様になりました。新型コロナウイルスによる在宅業務(テレワーク)推進がさらにそれを後押しし、その本質的意義、自分ごととして考えさせられる機会となりました。



私は、2014年から6年間、福岡に住まいを構えながら、東京の会社に勤務。毎週の定例会議にはオンラインで参加、全国を飛び周りながらチャット&オンラインツールで、事業を回し、経営参画してきました。ですので、テクノジーの活用、出社しないで結果をだすビジネスの要諦については、少しばかり先に経験してきたからこそ、掴めている所存です。単にテレワークを推進するだけですと、従来よりも悪い結果になる会社も出てくるだろうなということも想像できます。その根本要件が、修身というわけです。



◆ この記事で得られること


この記事をご覧いただいている方は、大きく分けると2つ(経営者・事業主&会社勤めの方)に分かれると思います。今回の内容を、ご覧いただくことで、それぞれに得られることは、


◆経営者・事業主

1、令和時代の経営のあり方

2、社長と社員の関係

3、令和時代に経営を“やり抜く”


この3つを一緒に深く考える機会を得られます。


◆会社勤めの個人

1、会社に勤めながら意識すると良いこと

2、令和時代の、会社との関係性を向上させる方法

3、会社員が自分経営するシンプルな方法


といった内容を得られるでしょう。



1億総個人事業主時代に活躍する人の最低条件


会社がなくなる時代とは、1億総個人事業主時代と言い換えることができると言えます。結論からいいますと、“この1億総事業主時代において、「修身」なしには活躍することはできない”というものです。修身とは、自分の心と行いを修めて(学問や技術を身につけ、人格を高める)正すことで、ある意味、「自己管理」の上位概念にあたるといえます。



社員に訓練を課した「非常識な方法」


そう思った背景には、やはり、経営をする立場になったことが大きいです。


1つ、面白いエピソードをご紹介します。実は、わたしは直近まで、実験的に、私のチーム・組織下の同僚の皆さんにトレーニングの一環として、


「月締め請求書で、自分の給与を請求するように」


お伝えしておりました。業務委託パートナー× にではなく、「社員さん」に ○ です。実は、この効果は計り知れないほど、大きな効果を生みます。黙っていてもお給与が入ってくる社員さんに、「独立自尊の精神」、「経営者の類似経験」、「起業家精神」を与えることを目的としていますが、さらに、そこから生まれる価値は以下の3つがあります。


社員各人の業務・強み才能・個人のビジネスモデルが把握されます。


請求書を書いてもらうことで、社員が自然と、次のことを考えるようになります。


・自分の顧客(依頼主)は誰か?

・自分の価値提案(どのような価値を提供しているのか?)は何か?

・自分のリソース(強みや技術・知識)は何か?

・パートナー(価値を提供するのに必要なパートナー)は?

・価格(自分の業務=サービスに価格をつけるとすると?)はいくらか?


つまり、自分は頂いている給与分の価値を提供し、貢献できているか?(経営側はその逆)を考える最もリアルなトレーニング機会となります。


感謝の気持ちの継続


さらにこれを行うと、感謝の気持ちが芽生えてきます。私は同じ会社で、会社員としても、個人事業主としても、働く形態を変えてきた経緯がありますが、業務は同じであっても、社員として所属すると、雇う側も、雇われる側も、感謝の気持ちが、なぜか互いに減少してくるのを感じます。これは、親子の間でよくある、近すぎるがゆえの感謝の意識が弱まるのと近い感覚です。不思議なもので、社長と社員というのは、


社長は、「これだけ自分がやっているのに・・・」「俺が食わせてやっている」

社員は、「頑張っているのに・・・」「給料、もっと欲しい」


という「自分が・自分が」という気持ちが湧いてくるようです。請求書を書かせるという行為そのものは、それを抑制する効果があります。


販売と投資について


「でも、会社経営となると、お金について、心配ごとが増えるのではないでしょうか?」という質問も聞こえてきそうです。しかし、私の場合ですと、会社員時代にずっと向き合ってきましたので、創業してからアタフタすることはありません。


例えば、前回の記事でも「セールスついて」触れました。ご覧いただいた方の中には、もしかしたら、セールス内容について、嫌悪感を感じたという方もいらっしゃるでしょう。


しかし、経営面からすると、売上・販売にいては、至極、当然で・必要不可欠なテーマであります。セールスすることについて自己障壁を作ってしまったら、経済と精神的バランスが取れなくなります。


また同様に、「経費について」もそうです。会社員の時は、どこまで使っても「所詮、会社のお金」なので、自分ごとになりきれません。しかし、経営者となりますと「使うお金は、すべて投資」となります。投資とは、将来利益に変わるという意味で資金投下することです。この投資感覚が養われていないと、単なるお金の浪費になります。経営者は、特段、このお金の入と出については、頭の中で常に算盤を弾き、意識するようになり、費用対効果を考えます。請求書を書かせると、売上と投資額について、意識を持つようになります。


以上の3つの得られる効果・価値をみても、社員さんに月締めで請求書をあげさせるということは、オススメな方法といえます。これらが身につくと、会社に依存させず、昨今使われる社畜という言葉に表現されるような飼う・飼われるといった関係ではなく、「信頼し、リスペクトし合える、フェアな関係」が構築できるでしょう。


私はそのおかげで、経営する立場になっても、会社員時代だったときと比べて、基本的に、何1つ変わることはありません。これはつまり、会社員時代から、経営者マインドで備えてきたからだと認識しております。ある意味、これをして実験してきた私が特殊なのかもしれません。現に、上司からは、「池田さんのような人は稀。通常、依存する人しかいない=池田さんのような人はいない。」と言われてきましたが、否、私が密に関わったメンバーは、徐々にではありますが、力強く、確かに、自分自身を経営するように変化しました。


いずれにしましても、経営者であろうが、会社員であろうが、心の持ち様、態度、己のあり方1つで、自らの人生を経営し、コントロールできる。そのことが、自分で実践してみて証明することができ、そのメカニズム自体も判りました。むしろ、会社員時代から、意図的に訓練しておく仕組みを設けることで、1億総個人事業時代に、平然と、個人の才能を活かし、力強く生き抜くことができると確信しました。


もしかしたら、私はこのこと(人は皆自由に才能を活かし、物心共に幸福になること)を、会社勤めするメンバー、会社勤めの方、経営者にも、身をもって証明したい願望が心底にあったのかもしれません。



「修身」のステップ


しかし、現実的には、社会全体という範囲までには及びません。では、一体どうしたら、人は修身し、その才能を活かすようになり、物心ともに幸せになることができるのでしょうか?その方法については、とにかく、次の3つしかないと言えます。


1、今の環境で「何をしたら良いかを明確」にし「やると決める」

2、「行動する」こと。しかも、「適切な方法」で。

3、1、2を「繰り返し、継続する」。


1については、「やることを決める」。そのために、「何をしたら良いかを明確にする」ことです。やることを明確にするには、自分の内面に語りかけ、信頼のおけるメンターと対話、本を読むことです。


2は、行動ですが、「やり方が分からなくて、動けない」というケースが多いです。やり方が分からない人は、「適切な方法」を信頼のおけるメンターから教わることです。いくら、努力・行動量が多くても、適切な方法でなければ、結果が生まれません。若者はそのうち「自分なんて…」と折れてしまいます。


3は、「継続してやり抜く」という点ですが、これが意外にできていない“会社”が多いことに気付きました。1・2までできたら、あとは、繰り返し、継続する“だけ”なのですが、1・2ができていて、3ができていないとするならば、単に、サボっているだけかもしれません。人間は弱い動物ですから、サボりを咎められない、ちょっとぐらいやらなくても業務に支障はないと思ったら、力を抜いてしまいます。



推薦書「修身教授録」(致知出版社:森信三氏)


以上のような背景から「修身以外に、道はない」と思うわけでありますが、修身するには、「修身教授録」(致知出版社:森信三氏)〜現代に蘇る人間学の要諦〜という素晴らしい書籍がお勧めです。これを読むと、目の前に、森信三先生が現れて、授業を受けているかのような錯覚に陥います。背筋をしゃんと伸ばして受講。生涯、歳を重ねたら、かくありたいと思える書籍です。



"国民教育の師父" と謳われた森信三先生が、大阪天王寺師範学校(現・大阪教育大学)で教鞭をとっていた時期、2年間(昭和12年~13年)にわたって行った「修身」の講義録。致知出版社から平成元年に刊行されて以来、実に約50回にも及ぶ版を重ね、15万部を超えるロングセラーとなっています。

教育界のみならず、SBIホールディングス社長の北尾吉孝氏、イエローハット創業者 鍵山秀三郎氏、グロービス経営大学院学長 堀義人氏、ゴールドリボン・ネットワーク理事長、アフラック元社長 松井秀文氏など、愛読書として挙げる経営者やビジネスマンも多く、いまなお人々に感化を与え続けています。


https://www.chichi.co.jp/special/shushin/


私は「令和時代には、論語と算盤を兼ね備えていないとならない」という自説でおりますが、論語が修養であるとするならば、まずは、それをしっかりと個人で高める。それに加えて、経済的活動から得られる豊かさも併せ持つことです。ですので、かなり広範囲、かつ、その深さを追求していくことになります。難しい問題です。しかし、今回の記事で、少しでも「今後の経営のあり方」、「社長と社員の関係性」、「経営をやり抜くには?「会社に勤めながら意識すること」、「会社ないしは社長との関係について」、「生涯を注ぐ会社に所属するには?」などのヒントとなったたら幸いです。



今すぐできること


これを、ご覧のあなたと私が、今すぐできることは何か?と考えますと、やはり、「致知」などの人間学を学べる書物を読み、修身しつづけることかと思います。どんなに立場が異なっても、ステージが変わっても、一生、人間学を学び続け、心を高め続けること=時には、心乱すようなことが起きても軸を持って生き抜くことは、皆、共通していえることと思います。まず自らが一燈照隅を心がける。周りに火を灯す。それが、萬燈照国に繋がります。


「修身教授録」(致知出版社:森信三氏)〜現代に蘇る人間学の要諦〜の1講では、次のような、くだりがあります。


(引用)

私の考えによりますと、我々人間というものは、すべて自分に対して必然的に与えられた事柄については、そこに好悪(こうお)の感情を交えないで、素直にこれを受け入れるところに、心の根本態度が確立すると思うのであります。否、われわれは、かく自己に対して必然的に与えられた事柄については、ひとり好悪の感情を持って対しないのみか、さらに一歩をすすめて、これを「天命」として謹んでお受けをするということが大切だと思うのです。同時に、かくして初めてわれわれは、真に絶対的態度に立つことができると思うのです。

もともと、教員を目指そうと思っていた私が、何かの教科の1先生ではなく、論語と算盤、「人間学とマーケティング」という壮大なテーマに、生涯をかけることになったのも運命。逆に、1教師であったら、そこから飛びだして、実業の世界に入ってきていたかもしれません。自らの天命として、今の事柄について、謹んでお受けする所存です。




PS:

「相談できる人が、いつも傍に欲しい。」という経営者のご要望に対して、


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問い合わせ先:本ページの「お問い合わせ」フォーム、もしくは、池田・増野さんに直接問い合わせでもOK。問い合わせ方法:チャット&メッセ&電話にてご連絡ください。


PS②:2〜30代の事業承継者に、「マーケティング・マネジメント」のサポートをする機会が多くなってきました。これも天命でしょうか、彼らの未来にコミットする天職、謹んでお受けする所存です。







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